只今、次回の星の勉強会「キロン」についての資料をおまとめ中です。
キロンは、1977年11月1日に、アメリカの天文学者チャールズ・T・コワル氏によって
発見された小惑星。
キロンの物語は、ギリシャ神話のお話をなくては語れませが、ネイタルチャートの中のキロンは、その人の持つ「傷やトラウマ」の象徴として表され、
ギリシャ神話でも、半身半馬として生まれ母親に捨てられたのち、
多くの人を癒す偉大なメンターに成長したにも関わらず、誤って毒矢に刺ささり、死を選んだキロンの苦悩が描かれています。
心の傷は、ジャンルは違えど、生きていると、ゼロにはできない痛みを誰でも持ていると思います。
但し、土星と天王星の間に位置するキロンは、
土星(現実)と天王星(未開拓)を繋ぐ架け橋になると言われ、キロンの苦悩を、只の痛みや傷として扱うのではなく、
その痛みを光に変える事で、天王星の高次元の意識に辿りつく事が出来るとされています。
スー・トンプキン氏によれば、
チャート上のキロンは、「癒す事のないできない傷」を明確に示す場合であり、
それは、逃れようとしても逃れる事ができない状況を意味し、「魂の仕事(ソウルワーク)」を長引かせ、延々とその人の魂に碾き臼(ひきうす)を回させるものでもあります。
けれども、神話がそうだったように、解決と解放の道がないわけではなく、
解決と解放の為に、受け入れがたい物、理不尽な物、理解しがたいものを受けいれる事が必要です。
つまり、受け入れがたく、理不尽で、理解不能なものを理解しようとしたり、
正したりしようとせず、ありのままを経験してみるのです。
スー・トンプキン氏「西洋占星術ハンドブック」
と書かれています。
カウンセリングスクールに通っていた頃、私も含め、多くの方が悩みを持ってスクールに通っていました。
一人一人抱えていた悩みは違いますが、中には私の想像を超える苦しみを抱えている方もいらっしゃいました。
そこで、教えられた事は、
その抱えた痛みの中に一生住み続ける事も出来るし、
その痛みを光に変え、同じ傷を持つ人への癒しの力に変える事もできる。と言う事。
傷に向き合うのは簡単ではなく、痛みが大きい程、受け入れるのは困難です。
只、カウンセリングを学ぶ中で、傷を抱えながらも、手放す事や許す事を決心し、
もう一度自分の人生を生きる選択をした人達を私は、何人も見てきましたが、
その人達のその後の人生が変貌を遂げたのは言うまでもなく、
それは、キロンの癒しを進める事で、土星から天王星への架け橋を渡り、
「魂の仕事(ソウルワーク)」に辿りついたのだろうと思います。
キロンの痛みはそう簡単に癒せる物ではないかもしれません。
但し、その痛みに向き合うプロセスが、人生に創造的な変化を生みすきっかけにもなりえるのです。
次回のキロン勉強会では、参加者さんのネイタルチャートから、天王星の意識に繋がるキロンの情報をお伝えする予定です。
開催日時は、11/29(金)20時30~。
近日中に公式ラインで告知させていただきます!
夜の時間帯でお忙しい方とは存じますが、ご興味ありましたら是非ご参加下さい。
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