只今、私のDSC付近にトランジットの土星が近づきつつあります。
ちょうどこの春は長男が新社会人となったのですが、長男のASC付近にも土星が通過。
改めて土星のトランジットについて振り返りをしてみました。
土星の象徴
忍耐、努力、責任、根気、粘り強く、苦手、克服する、形にする、安定、現実化、常識、年長者、精神的成長、鍛え直し、見直し、ルール、管理力、維持力、ブレーキ、冷やす、固める、減らす、
土星は1サインに約2.5年間滞在し、ホロスコープを約29年かけて1周します。
試練・努力の星と知らせる土星は、トランジットで通過するサインや天体に対し、メンテナンスする機会を与え、しっかり土台を整え、形する役割を持ちます。
建物でも年数が経つと経年劣化してきますが、そのあとも継続し、長く使っていけるよう骨組みを整え再構築するイメージ。
但し、整えると言っても楽に出来るわけではないので、土星の通過は何かにつけ試練や努力と訪れやすいのですが、
それでも土星の影響がないと、土台は緩み崩れてしまう為、土星のトランジットは、成長の為の試練として、乗り越える課題を与え、成熟さが求められる時期でもあります。
土星のサイクル
ロバート・ウィルキンソン氏の「SATURN」には約29年の土星のサイクルとして、ASCに土星が合になったタイミングを人生の新たな章の始まりとして捉えられています。
土星サイクルのイメージ図
①ASCに土星が合(新たな章の始まり)
長期的なサイクルのスタート。人生の新しい幕開け。新しい課題や責任、自己成長の機会を与えられる。
自己認識や生き方を見つめ直し、将来に向けた目標を設定する重要な転換点となる。
「大人になった」という自覚が芽生え、責任感が強まり、本当に大切なものを見極めようとする時期。
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②ICに土星が合(成長の課題)
サイクル(Ascに土星が合)が始まってから約7年後。
最初の大きな曲がり角となる時期。これまで進めてきた方向性を見直し、必要であれば軌道修正する機会が訪れる。
発展させたい土台を築く責任感が生まれる。過去の古い習慣や考え方を見直し、必要でない物は手放し、新たなスタートを切る時期。
理想ばかりを追いかけるのではなく、「本当にこれで良いのか?」と現実的な視点で見つめ直すことが重要。得意な事、克服すべき課題が明確になる。
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③DCSに土星が合(転換期)
サイクル(Ascに土星が合)が始まってから約14年後。
これまで築き上げてきた事への、周囲の反応が明確になり、人間関係においても成熟した対応が求められる。
役割や責任が増す一方で、理想と現実の狭間で、内面的な葛藤を感じ、また、その葛藤から、自己理解を深める機会が訪れる。
不要なものを手放し、今後の人生の方向性を定める重要な転換期になる。
Ascに土星が合になってからの過去約14年間の経験を踏まえ、本当に自分が大切にしたいこと、達成したい目標を明確にするタイミング。
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④MCに土星が合 (成熟と収穫)
サイクル(Ascに土星が合)が始まってから約21〜22年後。
土星の約29年のサイクルの中で、終盤に差し掛かる時期。
前半で蒔いた種が育ち、収穫の時期を迎える前の、最後の調整期間。
約20年かけて努力してきたことが、形となって現れ、社会の中での役割や評価が固まる。
得られた成果を維持し、社会的な達成感を得ながら、次の新しいサイクル(Ascに土星が合)に向けて、心身のエネルギーを整える準備を始める。
上記のように、
①で種蒔き→②で見直し→③更に見直し→④収穫→再び①の種まきに戻る。
この繰り返しで、Ascに土星が合になるタイミングで新たな種が植えられ、
その後、約7年ごとに見直しや調整を重ね、約29年かけホロスコープを1周し、土星のテストを完了させる様子が伺えます。
自身の経過を振り返る
私自身の経過を振り返ると、
①Ascに土星が合になった2009年頃は、次男の保育園に預ける事になり、そろそろ仕事の再開を考えていました。
その約7年前のMC土星が合になった際、結婚・出産が重なり、育児と家事中心の生活を送っていた事での仕事のブランクや、育児と家事、仕事の両立ができるのかの不安も抱えながら、仕事を再開させた時期にあたります。
②ICに土星が合になる2017年頃は、占星術、心理学の学びや、仕事、家事、育児と忙しい日々を過ごしていましたが、
パート勤務で働いていた職場に、社員の方が増え、自分の居場所のなさを感じていた時期にあたり、
このままのスタイルで働き続けるのか、それとも自分のやって行きたい方向性へシフトするか、そもそも仕事になるのか、悶々とした日々過ごしていたように思います。
そして、その後、イベント活動やモニターさん募集を増やしながら、2020年頃には自宅サロンでの有料鑑定をスタートさせる事になりました。
土星のトランジットの影響としては以下の通りです。
✓具体的な努力や計画が必要となる。
✓より責任を負い、責任感が増す。
✓目標達成の為に、地道な努力と忍耐が求めらる。
✓安易な方法や近道は通用しにくい。
✓これまでのやり方や基盤を見直し、改善や再構築が必要になる。
✓物事がスムーズに進みにくかったり、計画通りに進まなかったり、遅延が生じる。
✓困難や試練を乗り越えることで、精神的に成長する機会となる。
✓短期的な視点ではなく、長期的な視点を持つ事が重要になる。
✓人生経験を積み重ね、より成熟した考え方や行動ができるようになる。
などなど、厳しい言葉が並びますが、土星の影響がないと、しっかり形にする事も出来ず、
結果も表れてこないのです。
そして、今年は土星が私のDSC付近に近づきつつあり、再び再調整の時期の訪れを感じています。
約7年後のMCに土星が合になる収穫の時期に備え、土星にテストに落ちてしまわないよう
コツコツ努力をして行かねばと感じる今日この頃です。
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