2025年夏至図

2025年6月18日

2025年6月21日11時42分
太陽が蟹座入りし、夏至を迎えます。

夏至は、太陽が蟹座入りしたたミング。１年の中で一番昼の時間が長くなる日です。

占星術では、春分図で１年間の国の動きを見て行きますが、
季節が移り変わる春分〜夏至〜秋分〜冬至で、それぞれ３か月間の傾向を読んでいきます。

2025年夏至図からみる秋分までの流れ

2025年夏至図

社会的な動きが活発化

ASCは乙女座の最終度数に位置し、ルーラーの水星は10ハウスでノーアスペクト。

ASC乙女座で夏至～春分の流れとしては、目の前の状況に合わせ、柔軟に調整力を働かせるイメージ。
ルーラーの水星は１０ハウスで政治的政策が活発に行われる様子も浮かびます。

水星は、ＭＣのルーラーでもありますが、今回はノーアスペクト。

水星の動きが際立つのか、方向性が掴み辛いかのどちらかになりそうですが、蟹座水星は、国民感情や世論をくみ取る様子とも読め、

物価の高騰・米問題などなど、対策を講じる動きとして表れるのではないでしょうか。

MCには蟹座入りした木星と太陽が合。月は８ハウスと太陽とはセクスタイル。12ハウス乙女座火星と小三角。

太陽は国のリーダー。月は国民の象徴。
国のリーダーが主導権をもち、状況を安定させ、発展させるイメージが浮かびます。

７月は参議院選挙も行われるので、その様子かもしれませんが、国民を表す月とも調和し、こちらも、国民の意向にくみ取りながら、国が動く様子として表れそうですね。

気になる財政の動きは

８ハウスの牡牛座月と５ハウス水瓶座冥王星のスクエア。８ハウス牡牛座金星が支配星回帰でノーアスペクト。

８ハウスはローンや財政援助を表し、月が位置する事で、国民が優遇措置求める動きと読めます。

石破首相が国民1人あたり2万円給付の方針を表明しましたが、
「焼石に水的」「その場しのぎ」と言う声も上がっており、個人的にはないよりは良いと思いますが、
方向性がハッキリ見え辛いのが、ノーアス金星なのかもしれません。

そして、牡牛座の月には、破壊と再生の星「冥王星」のスクエア。
何かしら月＝国民が窮屈さを感じる状況としても読めてきます。

５ハウスは、レジャー、娯楽、エンターテイナー、出生率、投機関連を示す活動の場。

先日は長嶋茂雄終身名誉監督が死去されましたが、芸能関係、エンターテイナーの世界でも、時代の節目を感じる事があるかもしれませんし、
投機関連の動きと読めば、今後のお金の動向にも表れてきそうですね。

引き続き海王星・土星の影響あり

春分図に引き続き、今回の夏至図でも、DCS上の牡羊座の海王星・土星の影響が強めです。

MC上の太陽、木星にはスクエアの状態で、他国からの要望に、どう対応するかも問われる時になるでしょう。

DCS上の土星と海王星は、「清濁併せ呑む」「自己犠牲」を表すケースもあり、トランプ関税の交渉が、なかなか合意に至らない様子が表れているように感じますね。

相手の申し出にどう対応していくかも、ますますクローズアップされくるのではないでしょうか。

火星と天王星のスクエア

もう一つ気になるのは、
１２ハウス乙女座火星と９ハウス牡牛座天王星のスクエア。

火星と天王星のスクエアが形成されてから、
インドでの飛行機事故。
イラン核施設を空爆。
ロサンゼルスでの抗議デモなど。

世界でも、衝突をイメージするニュースが飛び込んできましたが、今回の東京の夏至図では、9－12ハウスで形成。

見えない問題（12H）が浮き彫りになったり、貿易や法律関係(9H)のトラブルめいたニュースも飛び込んでくるのかもしれません。

夏至の傾向として、海外でのこういった事情が、他人事ではなく、私達一人一人への影響として感じる事も増えてくるように思います。

このところ頻繁に起こっているデモも、平和や平等を求める、水瓶座意識が強まっているとも考えられます。

長い物に巻かれるのではなく、一致団結し、物申す動きが活発化してくるように思いますね。