ASC(アセンダント)について


目次

アセンダント=ホロスコープの入口


ホロスコープを読むうえで、重要なポイントのひとつがアセンダント(ASC/上昇点)です。

ASCとは、出生時刻に、東の地平線から昇っていた星座(サイン)のこと。


こちらでは天秤座♎アセンダント。



天文学的に見ると、地球の自転によって刻々と変化する「地平線」という現実的な軸と、黄道12宮という象徴体系が交差するポイントでもあります。

つまりASCは、宇宙的な象徴が、肉体と時間を持ち、「ひとりの人間」として立ち上がる瞬間を示す場所で、人格の始動点・生命の入口と捉える事ができます。

ここで示されるのは、意識的に作られた性格ではなく、生まれた瞬間から自然に現れる反応パターンであり、
考えるより先に出てしまう態度、無意識の振る舞い。それがアセンダント(ASC)です。

第一印象と「仮の顔(ペルソナ)」

アセンダントの性質はあまりにも自然なため、本人には自覚されにくい傾向があります。

但し、周囲から見ると、

・第一印象
・その人の雰囲気
・立ち居振る舞い

として、とても分かりやすく認識されます。

そのためASCは、社会の中で身につけた「仮の顔(ペルソナ)」と表現される事もあり、本質というより、「世界とどう関わるかの入り口」と言った方がしっくりくるかもしれません。

アセンダントのサイン(人生への基本的アプローチ )

ASCのサインは、その人の生命エネルギーが
どのように身体に流れ込み、どのように外界へ放出されるかを示し、

火・地・風・水の4つのエレメントのエネルギーが、肉体を通してダイレクトに表現される場所とも言えます。

またASCは、人生全般に対する「スタートの切り方」「取り組み方」のクセを表します。

 

例えば、
火のサイン(牡羊座・獅子座・射手座)
直感的で即行動。情熱が先に立つ。

地のサイン(牡牛座・乙女座・山羊座)
慎重で現実的。段階を踏みながら進む。

風のサイン(双子座・天秤座・水瓶座)
まず理解することから。情報や会話が入口。

水のサイン(蟹座・蠍座・魚座)
感情や共感、場の空気に反応する。

など、ASCのサインは、「性格」「価値観」そのものというより、人生に対して反射的に出てくる態度・無意識の反応として表れます。


またASCは、魂がこの世界で活動する為の、肉体という「器」でもあり、健康状態、体力、疲れやすさ、回復力とも深く関連するとも言われます。

アセンダントへのアスペクト

アセンダントに天体がアスペクトを取ると、その天体の性質が直接、その人の人格に混ざり込みます。
特にコンジャンクション(合)は強力で、その人自身の特徴として表れます。

ASC牡羊座 に土星が合の場合
本来の牡羊座は衝動的で見切り発車タイプですが、そこに土星が関わると、その衝動にブレーキがかかり、

・慎重
・落ち着いている
・大人しい印象

など、土星の印象を与えやすくなります。

ASCにコンジャンクション(合)

天体のエネルギーがそのまま入り込む配置。

アセンダントと合の惑星は、「個人=天体エネルギー」と言えるほど強く働きます。

・木星合ASC:大らか、楽天的、場を明るくする
・土星合ASC:真面目、緊張感、責任感
・海王星合ASC:掴めない、癒し系、夢見がち

※良し悪しではなく「濃度が高い」イメージ。

ASCにソフトアスペクト(トライン・セクスタイル)

天体エネルギーが調和的に働き、自然に使えたり、努力しなくても滲み出るものとして表れやすい。

・金星ソフトASC:感じが良い、親しみやすい
・水星ソフトASC:話しやすい、会話上手
・木星ソフトASC:前向き、器が大きい

ASCにハードアスペクト(スクエア・オポジション)

自己表現の葛藤ポイントになりやすく、
「出したいのに、うまく出ない」又は「出すと強くなりすぎる」という形で表れやすくなります。

・土星ハードASC:萎縮、自己チェックが厳しい
・火星ハードASC:積極的すぎる、攻撃的
・冥王星ハードASC:圧が強い、極端

但し、ハードアスペクトは、自己を鍛え、成熟させるテーマにもなります。

アイデンティティとしてのアセンダント


心理占星術の視点では、
ASCは「その人自身のアイデンティティ」を表す重要なポイントと考えられています。

その為、ASCにハードアスペクトがある場合や、アセンダントの支配星がハードアスペクトを受けている場合、

・自分らしさに自信が持てない
・環境の中で居場所を見つけにくい

といった感覚を抱きやすい解釈がされるようです。

但し、これは「性格が悪い」「上手くいかない」という意味ではなく、アイデンティティが試され、揺さぶられやすいテーマを持って生まれているという事。

迷いや違和感を通して、「自分とは何者か」「どう在りたいのか」を問い直す経験をする事で、自己理解へと繋がってきます。

ハードアスペクトがある場合は、人生における自己確立のプロセスそのものを表していると捉えてみるのも良いかもしれません。

私の場合・・・。

余談ですが・・・。

私の場合、
ASCは乙女座。ASCに山羊座金星・牡牛座火星の土のグランドトライン。双子座土星のスクエア。


グランドトライの安定力もあり、火星の「ほどよい行動力」と、金星の「ほどよい愛想の良さ」が、わりと自然に表に出やすいタイプと読めます。

動くときは動くけれど、基本は落ち着いていて現実的。
乙女座ASCらしく、「きっりちしたい」「役に立ちたい」という衝動で動く感じです。

ただ、双子座の土星がクエアの為、自分へダメ出しをしてしまったり、考えすぎて急に真面目スイッチが入ったり、ちゃんと言葉にしなければと思うタイプかもしれません。

アセンダントルーラー(チャートを動かすエンジン )

そして、ASCの支配星(ルーラー)は、ASCのエネルギーを「どこで、どう使うか」を示す重要な鍵です。

ルーラーが入っているハウスは、

・人生でエネルギーを注がずにいられない場所
・可能性が広がる分野

を表します。


例えば、ASC蟹座で、ルーラーの月が10ハウスにある場合、
「社会的役割(10ハウス)の中で、感情的な安心(蟹座)を確立すること」
が個人の意識として上がりやすくなります。


ASCを読む順序としては、

①ASCのサイン(第一印象・無意識の反応)

②ルーラーのハウス(どの領域でASCのエネルギー消費するか)

③ルーラーのサイン(どういう質で動くか)

④ルーラーのアスペクト(その働きがスムーズか、葛藤があるか)

この流れで見ると、ASCとそのエネルギーの向かう先が立体的に見えてきます。

アセンダントまとめ

ASCは、天体のように「実在」するものではありません。

けれど個人にとっては、「生命力そのもの」とも言える重要なポイントで、個人のアイデンティティを、どのように世界に打ち出し、どう自己確立するかを知るヒントになります。

ぜひ一度、ご自身のASCをチェックして見て下さいね。



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