「幸運のアスペクト」と呼ばれるグランドトライン。今回は、その特徴や活かし方についてお伝えします。
幸運のアスペクト「グランドトライン」とは
ホロスコープの複合アスペクトの一つに「グランドトライン」があります。
同じエレメント(火・地・風・水)の中で3つの天体が互いに約120度で結ばれ、大きな正三角形を描く配置です。
グランドトラインは、
「才能に恵まれる」
「幸運の配置」
「人生がスムーズに進みやすい」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
実際、古典占星術ではとても恵まれた配置とされ、そのエレメントが持つ資質をスムーズに発揮しやすい特徴があります。
例えば、
火のグランドトライン⇒創造性や行動力
地のグランドトライン⇒現実的な感覚や積み重ねる力
風のグランドトライン⇒視点の自由やコミュニケーション力
水のグランドトライン⇒共感力や豊かな感受性、直感
などが、その人らしい魅力として表れる為、物事がスムーズに進みやすく、大きな葛藤を感じなくても、物事が自然に運むような経験をしやすいとも言われています。
グランドトラインのもう一つの側面
グランドトラインは、3つのトライン120度で構成される緊張やストレスが少ない、物事が自然に流れるアスペクトです。
努力しなくても自然にできる事や、生まれ持った才能を表す一方で、それが当たり前になり、「今のままで十分」と才能を活かしきれないままになる傾向もある言われています。

例えば、ハードアスペクト90度、180度では、エネルギーがぶつかり合い、プレッシャー、ストレス、葛藤が生まれます。
その為、思うように進まなかったり、試行錯誤を繰り返す経験もしやすくなりますなります。
但し、体で例えると、負荷がかかるからこそ、筋肉が鍛えられるように、壁やプレッシャーを乗り越える事で、精神的成長に繋がる為、長い視点で見ると、ハードアスペクトは、自分を大きく成長させてくれる力にもなります。
グランドトラインは、プレッシャーが少ないぶん、行動のきっかけを失ったり、得意なやり方に完結すると言う自閉的な側面も持っているのです。
各エレメントごとのグランドトラインの特徴
火のグランドトライン(牡羊座・獅子座・射手座)

火のエレメントで組まれるグランドトライン。
行動力や創造性、自己表現に恵まれる配置です。「やってみたい」という気持ちが自然と湧き、チャレンジ精神も豊富になるでしょう。
但し、自分の力だけで進める事が出来るので、地道な積み重ねを後回しにしたり、熱しやすく冷めやすい傾向も出てきます。
意識して継続する習慣を持つことで、大きな成功へつながります。
地のグランドトライン(牡牛座・乙女座・山羊座)

地のエレメントで組まれるグランドトライン。
現実的な感覚や安定継続する能力として恵まれた配置です。物事を着実に積み上げ、形にする力として発揮されます。
但し、居心地の良い環境を離れにくく、変化や冒険を避けてしまう傾向も。
持っている資質を活かし、挑戦やチャレンジする事で、可能性が広がります。
風のグランドトライン(双子座・天秤座・水瓶座)

風のエレメントで組まれるグランドトライン。
知性やコミュニケーション能力、人との繋がりに恵まれた才能を発揮します。
情報を集め、アイデアを生み出す事は得意分野になりやすいです。
但し、情報収集する事に満足し、行動面が追いつかないこともあります。得た知識を実際に活かす事で、現実の成果に繋がります。
水のグランドトライン(蟹座・蠍座・魚座)

水のエレメントで組まれるグランドトライン。
豊かな感受性や共感力、直感に恵まれる配置です。人の気持ちを自然に理解し、芸術や癒しの分野でも力を発揮しやすいでしょう。
一方で、安心できる人や環境の中に留まりやすく、現実的な課題から距離を置いてしまうことも。
安心の中に留まるだけでなく、外の世界に踏み出す事で豊かな才能が育ちます。
グランドトラインに追い風を与えるカイト
また、グランドトラインに、第4の天体がオポジション(180度)に、残る2つの天体とセクスタイル(60度)で形成される複合アスペクトを「カイト」と言います。
名前の通り、空に舞う「凧(たこ)」のような形をしています。
グランドトラインが「才能」だとすれば、カイトはその才能を活かす為の推進力を与えてくれる配置です。
例えるなら、グランドトラインは風のない穏やかな海。そこにオポジションという風が吹くことで、船が進むようなイメージです。
また、凧に例えると、風と言う負荷がかかる事で空高く舞い上がることができます。
カイトは、180度のオポジションが負荷として加わる事で、グランドトラインの恵まれた資質を伸ばす事ができます。
カイトを持つ有名人
トムクルーズのチャート

俳優トムクルーズのホロスコープには、蟹座太陽、魚座木星、蠍座海王星の水のグランドトラインに、乙女座冥王星のオポジションが加わることで「カイト」ができています。
水のエレメントは、
直感
共感力
想像力
感情の豊かさを象徴します。
これまで数多くの役柄を演じてきたトム・クルーズの豊かな表現力にも、この水のグランドトラインが表れているように感じます。
太陽、木星、海王星で組まれるグランドトラインなので、人生において、理想や夢を大きく広げる資質として表れているのでしょう。
そこへ一点、冥王星のアスペクトが加わる事で、単に理想を広げるだけでなく、強い意志や使命感へと変えるエネルギーが加わります。
木星への冥王星のオポジションは、もっと大きな理想を実現したいと、どんどんスケールを広げる力として表れそうです。
トム・クルーズといえば、CGに頼らず、自ら危険なスタントに挑む姿が印象的。
蟹座太陽、乙女座冥王星のセクスタイルに水瓶座土星のヨッドも持つ為、ストイックに挑み続ける資質。才能を磨き続け、挑戦する姿とも読めそうです。
小泉新次郎氏のチャート

同じカイト持ちでも、火のグランドトラインを持つ小泉新次郎氏。
出生時間が不明な為、月が乙女座に移動する場合もありますが、月が獅子座の場合、牡羊座太陽、金星、火星の合、射手座海王星のグランドトラインに、天秤座の冥王星のオポジションでカイトが形成されています。
火のエレメントは、
・情熱
・創造性
・行動力
・自己表現を象徴します。
「やってみたい!」そんな情熱が自然と湧き、自分の信念や想いを熱く語ったり、実際に行動に移す力として表れそうです。
太陽や月を巻き込むグランドトラインなので、表向き(太陽)、プライベート(月)と、公私共に熱く、また、金星、海王星、火星もあるので、夢、理想、ロマンをどんどん拡大するイメージ。
ロマンティックで、夢を熱く語りそうな人物像です。
そして、そこへ、天秤座冥王星のオポジション。
只、夢や理想を語るのではなく、周囲や環境との摩擦やプレッシャーに対抗しながら、政治家としての成長が促されているようにも感じますね。
恵まれた才能「グランドトライン」を活かすために
とは言え、グランドトラインは、素晴らしい才能や可能性を秘めた配置である事は間違いなく、その才能は持っているだけではなく、活かす事がテーマになりやすいと思います。
その為、グランドトラインを持つ人は、新しい事に挑戦したり、少しプレッシャーのかかる環境へ飛び込んでみる事も良いかもしれません。
持っている才能を磨く事で、大きな強みへと育てて行きたいですね。
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