
占星術では、性格や人生のテーマだけでなく、身体の部位や働きにも星の象徴を重ねてきました。
こうした視点で心身を捉える分野を「メディカル・アストロロジー(医療占星術)」と呼びます。

今回は、私自身の星回りの体験を交えながら、10天体と身体のつながりをご紹介します。
この記事で紹介するのは、占星術上の考察です。気になる症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。
月と金星、女性の身体とのつながり
月は、感情や心の欲求、安心感を表す天体。
身体の象徴としては、胃・乳房・子宮、体液、月経・妊娠・出産などに関連し、約29.5日という月の満ち欠けの周期も、古くから女性の身体のリズムと重ねて考えられてきました。
Wanda Sellar氏の『INTRODUCTION TO MEDICAL ASTROLOGY』では、金星は卵巣や内分泌系、身体の内部環境を保つ「ホメオスタシス(恒常性)」と関連づけられています。
月は身体の周期や養う働き、金星は調和やバランスを持つ事になり、メディカルアストロロジーでは、どちらも女性の身体を考えるうえで大切な天体とされています。
私自身の体験と星の配置
以前、出生図の蠍座の月に、トランジットの土星と天王星がTスクエアを形成していた頃、私は子宮腺筋症を発症しました。
子宮腺筋症とは、
本来子宮の内側にある子宮内膜に似た組織が、子宮の筋肉の層(子宮筋層)の中に潜り込み、増殖・出血を繰り返す良性の病気です。
閉経後は症状が落ち着くとされてますが、症状が重い場合には子宮を摘出することもあります。
私の場合は、温存しながら経過を見てきましたが、PMS(月経前症候群)が強く感じる時がありました。
現在の星配置を見ると、ネイタルの月にトランジットの冥王星がスクエアを形成。さらに、2026年は海王星と天王星によるヨッドも含め、10/3からスタートした蠍座逆行金星の通過も重なっていました。
2026年10〜12月頃には、プログレスの月が出生図の冥王星に合。トランジットとプログレスの両方で、私のホロスコープでは「月と冥王星」のテーマが強調されています。
そんな中、毎月来ていた月経がピタッと来なくなりました。
「ようやくこれで終わるのかな?」と思ったら、今度は気持ちのアップダウンが……。
これまでにも何となく前兆はありましたが、更年期の変化を感じ、念のためクリニックを受診。
検査後、先生からは「今回は排卵が起きず、月経が来ていない状態」と説明を受け、月経を起こすための薬を飲むことに。
ようやく終わったと思ったら、まだでした〜(;^ω^)
生々しくて申し訳ないのですが、今の星回りを考えると、この状態がダラダラと続き閉経へと向かっていくのだろうと思います。
と言う事で、クリニックに通いつつ、月を癒すアロマオイルをお守りに、今の体調の変化と付き合って行こうと思っています。
ホホバオイルをベースにクラリセージ、カモミール、ラベンダーで組み合わせました。
10天体の身体部位と健康面でのテーマ
ここからは、メディカルアストロロジーからの各天体に対応する10天体の身体部位と健康面でのテーマをご紹介します。
月

胃や消化機能、子宮、乳房、体液など。月経・排卵・妊娠・出産、乳幼児期の成長や栄養を受け取る働きとも結びつけられます。
関連する健康面でのテーマ
むくみ、リンパや胃腸の不調、月経不順、乳房や婦人科系の問題。気分の揺れや無気力なども挙げられます。
水星

脳と身体の情報を伝える神経系、呼吸器、発声器官、腸の働き、肩や腕、手指などと関連づけられています。
関連する健康面でのテーマ
神経系の不調、不眠、頭痛、記憶の問題、咳や気管支炎、声がれ、言葉の出にくさ、聴覚・視覚の問題など。
金星

体内のバランスを保つ働きを象徴します。腎臓を中心に、水分やホルモンの調節、静脈循環、甲状腺、卵巣、皮膚と関連づけられます。
関連する健康面でのテーマ
腎臓の疾患、膀胱炎、皮膚のトラブル、甲状腺や婦人科系の問題、静脈のうっ血、過食など。
太陽

心臓や血液循環、細胞の活力、免疫の働き、視覚、背中、脊椎も関連づけられます。
関連する健康面でのテーマ
心臓や血液循環、動悸、発熱、ほてり、炎症、目の疾患、背中や脊椎の不調、集中力の低下など。
火星

筋肉や運動神経、血液中の鉄分、造血・血液凝固、副腎、生殖器、性欲とも関連づけられます。
関連する健康面でのテーマ
発熱、炎症、出血、やけど、けが、発疹、性機能の問題。事故や手術も、火星の象徴に含まれます。
木星

成長や再生を象徴し、肝臓の働きや代謝、免疫、血液循環と関連づけられます。皮下脂肪や成長ホルモン、太腿とも関連づけられます。
関連する健康面でのテーマ
肝臓の不調、肥満、高血糖、高血圧、痛風、消化不良など。「広げる」性質から、臓器の肥大や過剰な増殖も象徴に含まれます。
土星

身体の構造や形を保つ働きを象徴します。骨、関節、膝、軟骨、腱、皮膚、爪、髪、耳などと関連づけられ、加齢・老化とも関連づけられます。
関連する健康面でのテーマ
骨粗鬆症、関節の硬直、歯や皮膚の問題、難聴、便秘、慢性的な痛みなど。冷えや乾燥、機能の低下も象徴します。
天王星

心拍や呼吸、腸のぜん動運動などの身体のリズム、神経の情報伝達や反射運動、代謝などと関連づけられます。
関連する健康面でのテーマ
けいれん、発作、神経痛、神経チック、神経の緊張、不整脈など。突然のけがや骨折、細胞の突然変異も象徴に含まれます。
海王星

神経系や免疫、体液、睡眠のリズムに関わる松果体。感覚の鋭敏さや外界からの刺激の受けやすさ、無意識やイマジネーションとも関連づけられます。
関連する健康面でのテーマ
アレルギー、むくみ、消耗、筋肉の緊張低下、夢遊病、感染症など。薬物・アルコール・ニコチンへの依存や中毒も象徴に含まれます。
冥王星

膀胱や結腸などの排泄機能、生殖器や精子、遺伝子、細胞の変化、代謝や免疫などと関連づけられています。
関連する健康面でのテーマ
異常な細胞増殖や腫瘍、膿瘍、潰瘍、子宮内膜症、月経や生殖器の問題など。外科手術や臓器の切除も象徴に含まれます。
身体に目を向ける一つのきっかけに
同じ身体の部位に複数の天体が関わるように、医療占星術でも、一つの天体だけで心身の状態を判断する訳でなく、必ずしも病気になると言う訳ではありません。
上記にあげた私自身の考察も、あくまでも私の体験をホロスコープと照らし合わせたもので、私自身は、星を読む事で、自分の体調に目を向ける一つの参考として見ています。
不調を感じた際は必ず医療機関にかかって下さい。
参考図書:メディカルアストロロジ-入門: 身体と心の健康を占星術で読み解く
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